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そして、次の日から咲蘭ちゃんの猛烈なアタックを受けることとなった。
――――…
―――…
「椎蘭ちゃん!今日も可愛いね!」
朝早くに私の家まで迎えに来た咲蘭ちゃん……いや、玖嵐くん。
ドアを開けた瞬間、一瞬だけ息が止まった。
思わず「どちら様?」と聞いてしまうくらい。
長い髪はバッサリ切られて少しセットしてある茶髪。
メイクなどされていない、艶々な肌。
制服は男子のブレザーを着ている咲蘭ちゃん。
声も低くなっていて、すごく違和感が満載だ。
「さ、咲蘭ちゃん…?」
「違うよ。俺は玖嵐だ。今日から玖嵐って呼んでくれ」
口調も無理矢理っぽいし…。
咲蘭ちゃんが“俺”って言ってるよ…。
「いやぁ、やっぱり俺って男の姿でもイケメンだなぁ」
確かにすごくイケメン。
イケメンって言うよりは、美男子。
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