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俺、文原淳
一応フリーター
「…んぁ…」
起床は昼間12:00
親友のモーニングコールで目が覚める
「…はる?」
『…やっぱ今起きたのね。おはよう淳』
電話の主、向悠(むかいはるか)
俺の幼馴染みのモデルでCMなんかでもよく見る、謂わば売れっ子
『欲しがってたあれとCMやるからって言われて貰ったのが二種類あるの。いつでもいいから取りにきて』
「ん、さんきゅ」
『…あたしが言う事じゃないけど、やっぱり続けるの?あの仕事』
はるの心配は尤もだった
だって俺、そんな人間じゃない事くらい自分がよくわかってる
「…でも、一番稼げるんだよ?これしかないんだよ」
『…淳が言うなら止めないけどさ、あんまり無理しないでよ?』
はるは次撮影だからと言って電話を切った
はるは昔から俺に甘い
けど一番心配してくれるのもはるだって知ってる
だから…
「あ!コンビニのバイト遅れるっ!」
だけど、辞める訳にはいかなかった
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