2 平等の定義

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「じゃあ、クリスティーが決めてあげる」 「あ…」 「あみだくじか、名案だな」 それ、迷案って言うんだよ。私の人生、くじで決めるのか? 「あっみだっくじー♪あっみだっくじー♪ひいってたっのしい あっみだっくじー♪」 変な人に当たりませんように、変な人しかいないけど。 「おっ」 「クリスティーはカイゼル様に教えに行くわ」 「あ、紙…」 配属届けはクリスティーが持って行ってしまった。 「拙者はおやつを作る時間なので、失礼する」 何しに来たんだ あの人たち。 「シッ、シンリ、…い、今のって………、」 「クリスティー様とヌーゴ様だよ」 入ってきたのは同室の一人 フランツくんだ。 「な、なんで…」 「知らないよー」 「知り合いとか?まさか親戚?」 見ていて面白い。というか可愛い。けど若干うっとおしかったりする。 「なわけないじゃないかぁ」 「だって、将軍が二人も…」 とりあえず、私の配属が誰になったか私は知らない。 「フランツくんは誰の配属にしたの?」 「クリスティー様だよ。魔導職が多いみたいだから詠唱の時間を少しでも稼げたらと、シンリは?」 「わかんない」 「え?」 「クリスティー様があみだくじで決めてもってっちゃったから、受理届け来るまではわかんないや。イリスちゃんは?」 「弓の練習してるよ」 「精が出るねえ」
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