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「…………っ!!」
背中が痛い。どうやら、俺は受け身も取れずに背中から墜落したようだ
痛みが和らぐのを待ってから、辺りを見渡す
そして、一言
「………やっぱり異世界か」
そう、目の前には異世界にしか存在しないような大樹の聳え立つ森の風景が拡がっている
…うん、ハリー○ッターの禁じられた森にそっくりだな
しかも辺りを見渡して気付いたが朔夜が居ない。どうやら別々に、飛ばされたようだ
(まぁ、同じ世界には居るだろうから、いずれ会えるだろう)
そう思い、朔夜の事は気にしないことにする。何故なら、あいつは王道主人公キャラだからな
どうせ襲われてる女の子助けて、その子に面倒見て貰えるだろう
それに、なにより……
リア充体験をしてるであろう朔夜より、今は気にすべきことがある
「「「ぴょぇぇぇぇえ!」」」
……今俺の前には体長百七十以上のペンギンが三匹いる
「………何故地球では絶滅した筈のジャイアントペンギンがいるんだ」
思わず頭を抱えそうになる。ペンギンとは普通恐怖の対象にはならないのだが、目の前にいるコイツらは違う
俺よりも巨大な身長に、何倍もある体重
正直、コイツらに潰されてしまったら俺は一堪りもないだろう
「というか何故ペンギンが森に居るんだ!!南極に帰れ!!」
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