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暫く走り続けていると、遠くに薄暗い森の中で明るくなっている場所を確認した
ふむ、樹の本数が少なく日光が強く当たるのだろう……と言うことは、出口か!?
よし、これで禁じられた森(勝手に命名)から脱出出来る!と、喜ぶ俺は更に走るピッチを上げた
そして、明るくなっている場所に飛び出ると……
「「「ぴょぇぇぇぇえ!!」」」
「だからなんでだぁぁぁぁあ!!!!」
まさかのジャイアントペンギン再び。俺、ペンギンに嫌われるような事をしたか………?
急いで進路を九十度変更する。そしてまた、道など気にせずに走る
走る
走る
「「「あ、あんたさっk」」」
逃げる
走る
走る
走「「「ぴょぇぇぇぇえ!!」」」る
その後、何度もペンギン共に遭遇しながらも俺は必死に走り続けた
そして、遂に……遂に…………ッ!!
「よぉぉっしゃぁぁぁぁあ!!脱出成功だ!!お別れだ、ペンギン共!!」
俺は森から出ることに成功した
よくやったぞ俺。よく走ったぞ俺。あんなに走ったのに疲れていないのがちょっと不気味だが、よく頑張ったぞ俺
ひたすらに自分を褒める。だって褒めないとやってられないからな
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