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「何か食べたいものあるか?」
リビングで寛いでいる四人に訊くと………
「オムライス!!」
「温チョルミョン!!」
「炒飯!!」
「ナイルティラピアの唐揚げ!!」
上からレン、メフィスト、レヴィ、ベルの順に見事にバラバラな返事をくれた
それにしてもメフィストにベル。お前らはなんでそんなマイナーな料理を知ってるんだ?
因みに、温チョルミョンは、サンチュなどの生野菜とともにサラダ感覚で食べる、酸味と甘味を利かせたピリ辛味の韓国版冷やし中華などとも称される麺料理の事
ナイルティラピアの唐揚げは、アフリカ原産でタイなどの東南アジアで自然に繁殖し、いまでは養殖までされるようになった白身の魚、ナイルティラピア(別名プラー・ニン)の唐揚げの事だ
両方とも、かなり美味しい
………っと、そうじゃなくて
「メフィスト、ベル。流石に諦めろ」
そう言うと、揃って文句を言う二人
だが、幾ら文句を言われても無理なものは無理だ。存在は知っているが、作り方が分からないことにはどうしようもない
「オムライスと炒飯、どっちにするんだ?」
再度訊くと、今度はオムライス三対炒飯一に別れた
肩を落とすレヴィにまた明日にでも作ってやると言い、今日の昼食に決定したオムライスを作り始める
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