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まずは材料 俺はオムライスの材料を思い浮かべながら、冷蔵庫を開ける すると、そこには俺が思い浮かべた材料が入っていた 実はこの学園の寮の冷蔵庫には、思い浮かべたものが出てくる魔法が掛かっている 勿論只ではなく、俺みたいな普通の生徒は月末に食料代を払わなくてはいけないが、レンのような特待生は食料代が免除される事になっているのだ 俺は早速材料を取り出し、調理にかかる 十数分後……… 先ずはオムライスが三個完成しました サラダも付け合わせてリビングへ運ぶ 「お待ちどうさま」 そう言ってメフィスト、レヴィ、ベルの目の前に置いた 「「「おぉー!!」」」 三人は目の前に出されたオムライスに、嬉しそうに歓声を上げる 自慢ではないが、俺はかなり料理が上手いらしい。レンに手料理を振る舞った際に大袈裟なくらい褒められた 「「「いただきます(なのだ)!」」」 「祐也、おれの分は?」 レンが拗ねたように訊いてくる。そんなレンに、俺は少し呆れる 「お前は、後でヴェン達が来た時に一緒に食べるんだろ?三人はヴェン達が来ている時は獣化しててもらうから、今食べてもらってるんだ」 ヴェン達が来ることを忘れていたのか、顔を少し赤くするレン まったく………
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