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俺が降伏すると、みんなは一斉に静まり此方に注目する
………この空気の中で話すのか?
「いや、あの…こんなに注目されても困るのですが………」
「いいから話しなさい」
「はい!是非話させてもらいます!!」
ヘタレ?なんとでも言うがいい!!怖いものは怖いんだ!!
「えっと、さっき俺の元気が無かった理由が聞きたいんだよな?」
俺が確認すると、四人は頷く
「さっきの祐也は、なんか辛そうだった………」
レンが呟くと、残りの三人も首を縦に振り此方を見る
しまった、表情に出てたか。この世界に来てから少し感情を隠すのが苦手になったな………
「あー…、それは、慣れてないからどういった反応をすれば良いのか分からなかったんだよ」
わしわしと頭を掻きながら言う
「慣れてないって?」
はぁ………やはりそこを訊かれるか
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