なんでだよ

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因みに、そんな朔夜に逆恨みをしたアホな男共(主に男女関係)が朔夜や、いつも一緒にいる俺に絡んでくるが、朔夜は勿論、俺も朔夜程ではないが武術を嗜んでいるので、一人残らず返り討ちにしてきた まぁ、そんな朔夜と出会ったのは俺と朔夜が小学四年生の時だ 朔夜が俺の親父の経営していた空手や柔道などの武術全般を指南している道場に、物凄く美人なお母さんに連れられてやって来た そして朔夜を見た途端に、当時の俺は悟った (あ、俺はこいつに一生勝てないだろうな) …と。そして、それは見事に当たることになる。俺は武術だろうが、勉強だろうが、今まで一度も朔夜を上回ったことはない まぁ、そんなことは気にせずに直ぐに仲良くなり、今までずっと一緒にいたのだがな そして今俺たちは高校生になり一週間が経った日の放課後を、のんびりと歩きながら帰宅しているところだ 幸いにも今歩いている道には人影はなく、桜の舞い散る風景の中で朔夜と雑談を楽しんでいる
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