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それからあたしは着替えたり化粧をしたりして準備を整え、**と外に出た。 寒くも暑くもない気温。 さて何処に行こうかとあたしは**に尋ねてみた。 「どこいく」 すると**はタバコを取り出して火をつけた。 「駅前のとこの」 確か前に一度行ったことのある居酒屋だ。 たしかあそこは安くておいしくて評判もいい。 あたしはそうしようかといってそこに決めた。 中に入るとまだ7時前だからかお客さんは少ない。 あたしたちは角のテーブル席に座ってとりあえずお酒を頼んだ。 店員はあたしのことをちらりと見て厨房に消えた。 「あたし二十歳にみえる?」 「さあな」 追い出されたらどうすんだとか思いながらビールを飲む。 しかし年齢確認されることもなく時間は過ぎ、結局ラストまでいた。
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