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パンツ一丁の男二人と未成年の女子三人のかなり奇妙な夕食を終えて**は風呂に入った。
あたしは食べたあとの食器やらなんやらを洗っていた。
**の後輩はすることもなくテレビを見ていた。
こいつ、泊まる気?
なんて思いながら食器を洗う。
しばらく食器がぶつかるかちゃかちゃとした音と水の流れる音、くだらないテレビの音が響いた。
「ねぇねぇ、君ってさ、先輩とヤったことないの?」
いきなりそういわれてあたしはコップを落としそうにはならなかったがスポンジを落とした。
ほら、ね?
よくあるじゃんw
そんな展開にはならなかったけどさ笑
スポンジ落としたんだから許してよw
コップなんて落としたら割れちゃうからさ笑
「ないですよ」
あたしはシンクに落としたスポンジをいつも置いてるところに置いてコップの水をきった。
あたしがそういうと**の後輩はつまらなそうな声を上げた。
「えー、ないのー?」
うざ
あたしは最後に洗った食器をカゴに入れて水を止めた。
キュッという音がテレビの音に混じる。
あたしはそんなことを思いながらも声音には出さずに返事をする。
「ないですよ」
あたしはそういって台所を離れリビングにある椅子に座る。
ここからでもテレビは見える。
あたしはリビングに来るときについでにと持ってきた三ツ矢サイダーのペットボトルを開けた。
シュッと炭酸が抜ける音。
あたしはごくっと一口三ツ矢サイダーを飲んだ。
「うへー、炭酸キツ」
そういってペットボトルの口を閉める。
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