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「なに」 **に睨まれてようやくなにが起こったのか正確に理解した。 あたしはとっさの護衛本能で**の頬を叩いた。 ただそれだけのこと。 だけどまるで蛇に睨まれた蛙のようにあたしは動けない。 「ご、ごめん」 恐怖に浸食されながら謝ったのはいついらいだろう。 そんなことを思いながらあたしは**から目を離せないでいた。 「処女くれんだろ」 そうだ、そういう約束だ なのになぜあたしは拒否をした あたしは自問自答の中でどうにか**に返事をしようと口をあける。 しかし空気だけが出入りをして言葉が出ない。 「ぁ...」 そんな嗚咽にもにた言葉しか 「萎えた」 そんなあたしを見て**はそういった。
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