107人が本棚に入れています
本棚に追加
掃除機の音で目が覚めたのか**が起きてきた。
「うるさい」
掃除機をかけるあたしを見ながら**はそういって着替えを始めた。
「おはよう。てかおそよう(笑)」
あたしがそういうと**はちっと舌打ちをした。
「おう」
明らかに機嫌が悪い。
あたしはそんな**をよそにせっせと掃除機をかける。
大分掃除が終わってそれに飽きてきた頃には**がゲームをしていた。
「なにしてんの」
あたしが声をかけると**は画面から目を離さずに返事をした。
「バイオ〇ザード」
あぁあの殺戮ゲームか
あたしは一人納得して冷蔵庫を開けた。
起きてから何も食べていない。
しかし無情にも冷蔵庫には食べるものが入っていなかった。
時間は午後2時。
お昼時ってわけではないし
おやつ時ってわけでもない
この微妙な時間
しかもなんとなく空腹じゃなくなった気がする。
私はまたお腹が空くまで待つ事にした。
最初のコメントを投稿しよう!