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掃除機の音で目が覚めたのか**が起きてきた。 「うるさい」 掃除機をかけるあたしを見ながら**はそういって着替えを始めた。 「おはよう。てかおそよう(笑)」 あたしがそういうと**はちっと舌打ちをした。 「おう」 明らかに機嫌が悪い。 あたしはそんな**をよそにせっせと掃除機をかける。 大分掃除が終わってそれに飽きてきた頃には**がゲームをしていた。 「なにしてんの」 あたしが声をかけると**は画面から目を離さずに返事をした。 「バイオ〇ザード」 あぁあの殺戮ゲームか あたしは一人納得して冷蔵庫を開けた。 起きてから何も食べていない。 しかし無情にも冷蔵庫には食べるものが入っていなかった。 時間は午後2時。 お昼時ってわけではないし おやつ時ってわけでもない この微妙な時間 しかもなんとなく空腹じゃなくなった気がする。 私はまたお腹が空くまで待つ事にした。
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