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昔の頃の夢を見た。 母に愛され、父に愛され 世間一般的に幸せな過程。 人並みになんでも出来た。 良く言えば器用 悪く言えば器用貧乏。 いつしかいてもいなくても同じような感じになった。 なんとなく耳に穴を開けた なんとなく煙草を手に取った なんとなく家に帰らなくなった なんとなく学校に行かなくなった なんとなく学校を辞めた。 学校を辞めたいと言ったら母はなんでもないふうに返事をした。 学校を辞めたらバイトを始めた。 なんとなく家に帰りたくなかったからバイトが終わってもふらふらしてた。 それでも母や父は少しは何か言うがそれだけだった。
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