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なんだか意味不明な部分で目が覚めた。 寸前で何か起こる! とかじゃなくほんとに微妙過ぎるところで。 目が覚めたら6時だった。 夕方6時。 ちょっとどころじゃなく寝過ぎた。 あたしはむくりと起き上がって周りを見渡した。 相変わらず**はゲームをしている。 近くには既にゴミと化したお菓子の袋。 いつ彼の胃の中に入ったのかは予想がつかない。 「ごめん寝過ぎた」 「おう」 「それいつ食べたの?」 あたしはそれを指差しながら聞く。 **はやっぱり画面から目を離さず返事をした。 「わすれた」 あたしは内心はああ、とため息をつきながら立ち上がった。 さて、お腹もだいぶ空いたし何か作ろうか。でも食材ないし、今から買いに行くのめんどくさいし、なんだか飲みたい気分。 「ねえ、飲みに行かない?」 気がついたらあたしは**にそういっていた。
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