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部屋に行くと親父サン、姉さんが座っていました。
親父サンは懐から白い封筒を出し、『昨日までの報酬と餞別や、お疲れさん』と封筒をくれました。
丁重に断りましたが、親父サン達は『一回出したら引っ込められんから好きに使え‼』とそして、頭をポンポンと叩き『頑張れよ』と部屋を出て行きました。
やっぱり、涙が出て止まりませんでした。
姉さんが『泣かんで、笑って出ていき😃』と見送ってくれました。玄関でもう一度頭を下げて彼の車に乗り込み、『次は事務所に行って』と言うと彼は『何時も事務所は誰もおらんのに、どうするん?』と……『事務所は当番の兄さんがおるけん挨拶して帰る』と言うと黙って車を走らせてくれました。
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