キマイラ退治で頑張ろう!

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「…………ふぅ」 やっと落ち着ける。 安心すると身体が重くなった気がした。 たぶんアドレナリンとかで感じていなかった疲れが一気に噴き出したんだな。 緊張の糸を張りつづけるのはやっぱ疲れる。 「……にしてもでかいな、こいつ」 俺は目の前に転がるキマイラの骸を見て純粋な感想を持つ。 本当にでかい。 これこのまま放置していいのかな? キマイラは先に倒したくまさんズとは比較にならない大きさがある。 グングニルを握っていない方の手を顎に当ててしばし考える。 ……ま、肉食動物とかが処理してくれるかな。 結論。人任せ。 頑張れくまさんズ。 「横に跳んだほうがいいわよぉ」 不意に、女性の声が聞こえた。  
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