事情聴取で頑張ろう!

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知らせ? 「何かあったんですか?」 俺が聞くより先にシルがお姉さんに尋ねた。 シル、ナイス。 「はい、それが大変なんですよ!」 お姉さんは待ってましたとばかりにカウンターから身を乗り出す。 「最近『東の森』で魔物が入口近くまで出てきているということは話しましたよね?」 「あ、はい」 今思えばくまさんズのことだったんだな。 「実はあなた達が出発した後元々調査を依頼されていた人が帰ってきたんです」 ほうほう。 「『ホーングリズリー』というランクBの魔物の進出状況を調査して貰ったんですが、予期せぬ魔物との遭遇がありましてね。何だと思います?」 お姉さんそんな風に勿体振った言い方をしてきた。 その顔はまるでクイズを出している子供だ。 予期せぬ魔物か…… 何故だろう、すっごい心当たりがある気がするぞ。 そんなこととは露知らず、お姉さんは話を続ける。 「驚かないでくださいよ?  なんと、あの『凶獣キマイラ』なんです!  遭遇しないで本当に良かったですね!」 はい、ビンゴ~。 ばっちり遭遇しちゃいました。
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