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気になるものに目移りしつつロイヤルな広間を抜けると、今度は西洋風の鎧が立ち並ぶ廊下に入る。
剣を携えた鎧が左右にズラリ。
今にも動き出しそうな雰囲気だ。
いや、この世界じゃ動いても不思議じゃないな。
通り過ぎた所を後ろからズバッ!
おお、恐ぁ……
廊下ではリサ副隊長に似た服装が何人かいたが、俺達の前を歩くリサ副隊長に気づくと皆姿勢を正して敬礼する。
これはリサ副隊長の地位の高さだけに由来するものではないだろう。
実際彼女に向けられる目には畏敬や憧れといったものが含まれているのがよくわかった。
加えて言えば、リサ副隊長は美人だ。
it's クールビューティー。
男の騎士が頬を染めていたのは気のせいではないだろう。
彼女が尊敬される分彼女の後ろを歩く俺には『誰だコイツ?』的な視線が大量にプレゼントされるわけだ。
正直言っていらん。
全くもって。
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