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コニス隊長は一歩動いて同じようにシルに顔を近づける。
えと、美少女と美女が無言で見つめあってるってのは、なんかこう……
「……百合ぃ」ボソ
グシッ
「~~~っ」
シルに思いっきり足踏まれた。ノールックで。
痛い……
相変わらずの地獄耳でらっしゃる。
そうこうしてるとコニス隊長は顔をシルから離す。
終わったみたいだな。
「はい、おしまいよ~。……ってなんでユウト君足押さえて悶えてるの?」
「趣味です」
「そっか」
それでいいのか。
「……どうでしたか?」
そうやってコニス隊長に尋ねるのはリサ副隊長。
「大丈夫よ~。二人とも問題なし!」
コニス隊長はウインクしながら親指をグッと立てる。
目の光はもう消えていた。
あえて言おう、なにが?
「というわけで貴方達には国王様に謁見してもらいま~す!」
……どういうわけ?
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