10580人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「そうか、やってくれるかい」
神様はホッと息を吐き出した。
「じゃあ早速頭に『ガラナード』の言語と知識、武器の使い方を入れようか」
そう言って指を鳴らすと、ちょっとした頭痛が起こった。
しかし痛みは直ぐに消え、俺の頭にははじめからあったかのように『ガラナード』の知識と武器の使い方が残った。
なにこれスゴイ。
「うん。うまくいったみたいだね」
神様は満足そうに頷いた。
「それじゃ次は道具の召喚能力を付加する準備をしよう。腕を前に出してくれ」
待ってました!
言われるがままに腕を前にだす。
すると神様がどこからかビックリするくらいでっかい注射を取り出した。
中には緑の液体がなみなみと入っている。目算5Lはありそうだ。
注射針もソレに比例するかのように大きく、さしずめ金属のストローである。
…………嫌な予感しかしない。
最初のコメントを投稿しよう!