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「これで準備は……あ!忘れてた」
いよいよ出発かというところで、神様はうっかりしてたとばかりに手を打つ。
そして指を鳴らす。
パチンといい音が響くと神様の横に綺麗な銀色の毛並みをした犬が現れた。
かなり大きい。
「この子は炎狼。名前の通り炎を操る神獣だよ。各地を飛び回る必要がでてくると思うけど、君一人旅はキツイだろうからね。旅の仲間、相棒として連れていきな。結構強いよ?」
狼でしたか。
相棒は狼でしたか。
ウオンッ
蒼い瞳をした狼はよろしくと言わんばかりにひと吠えした。
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