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戦闘中にも関わらずちょっと感動してしまった。
やり方覚えれば俺にも使えるかな?
神器があればさっきみたいに魔法のようなことはできる。だけど自分の力でやってみたいのが男の性だろ?
そんなことを考えている間に俺の横をスッと通る影。
「これ、貰っちゃいますね」
シルである。
言うが早いかシルは俺と火の玉の間に割り込む。
そして、え?口を開いて……
パクッ
……火を……喰った?
「……うーん、粗悪な味付けですね。23点です」
ドラゴンスレイヤー
てめぇはどこの滅竜魔導士だよ……
食ったら力が湧いてくるんですか、そうですか。
「お、俺の魔法を食いやがったのか!?」
火の玉魔法を放った太った小男は驚愕の色を浮かべる。
さすがにこの世界でも火は食べるものではないようだ。
良かった。
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