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「な、な、な……」
見た目が貧弱な俺らに盗賊が3人ともやられたもんだからボスらしき人動揺してる。
…………今の内に。
トライデントを右手に持ち替えて上段に構えると、空中に無数の水球があらわれた。
俺がそのまま三又の鉾を斜めに振り下ろすと、空中に停止していた水球が水の弾丸へと姿を変える。
水の弾丸はライフルのように唸りをあげて次々に盗賊たちに命中。
あ、威力はちゃんと調整してあるよ?
気絶する程度にね。
「ぐふぅ……」
全身に攻撃を食らった盗賊は全員昏倒……って、さっきのボスらしき人が残ってるじゃないか。
どうやってあの弾丸の雨から身を守ったのだ……ろ……
う、うわぁ仲間盾にして防いでる。
これは敵ながら盾にされた奴には同情する。
・・
「アレ人間としてどう思うよ、シル?」
「私は人間ではありませんが、アレはないですね」
だよね~。
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