初戦闘で頑張ろう!

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――――――――― ―――――― ――― 「本当に助かりましたじゃ」 「なんとお礼を言ったらいいものか……」 翌日の朝、この村の村長さんと駐在兵さんに改めて感謝の言葉を貰って俺達は村を出た。 村長のじっちゃんにはお礼にしばらく滞在してほしいって言われたけど、燃やされたり壊されたりして復興しなきゃいけない村に俺たちがいても迷惑だろ? その旨を伝えるとそれ以上引き止めようとはせず、代わりに食糧を分けてくれた。 これはありがたく頂いた。 「てめぇら覚えてやがれ!!」 縄で芋虫にされているタコが叫んでる。 なんでわざわざ負け犬の台詞を吐くのか理解に苦しむ所だ。 盗賊達が気絶している間に、俺はその内の一人から比較的切れ味が良さそうなナイフを一本拝借した。 シルにジト目で見られたが気にしないことにしよう。 見送りには村人全員が来てくれていた。 手を振りながら思い思いの声を出している。 「ありがとー!」 「近くにきたらまた寄ってねー!」 「次来たときには美味い飯でもてなすからなー!」 「結婚してくれー!!」 おい最後のを言った男。 シルはかわいいがまだまだ少女だぞ。 このロリコンめが。
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