10580人が本棚に入れています
本棚に追加
俺達は街の中心を通る大通りを進んだ。
中世ヨーロッパってこんな感じなのかな?
しっかりと石材で舗装された道には街灯も立っている。
露店もちらほら出ていて、バンダナを巻いたがたいのいい兄ちゃんたちが声を張る。
肉を焼く香ばしい匂いは腹に直接信号を送ってきやがる。
食べたいけれど今は手持ちがない。
買いたきゃ働けってわけですね。
俺は道すがら、村で貰ったパンみたいなものと干し肉を朝メシにとかじった。
肉はパサパサして味気ないが、貰ったものに贅沢は言えない。
早く稼いであったかい飯が食べたいもんだね。
しばらく歩いていると前方に、デカイ建物が見えてきた。
情報(といってもデカイの一点)通りならあれがギルドだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!