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「なんですかその魔物を引き寄せる歌。いいリズムでしたけど」
「『もりのくまさん』だ」
「……かわいい曲名ですけどユウトさんには似合いませんね。むしろイラッときます」
「ひどくないかい?」
「ひどくないです。事実ですから」
「ブロークン ハート!!」
膝から崩れ落ちる俺。
「はいはい、遊んでないで行きますよ?」
そんな俺にスルーを決め込みまた歩きだすシル。
悔しい、でも感じちゃう。ビクンビクン。
確かに熊を呼び出した(?)のは悪かったけどさ。
……で、この熊モドキどうしよう?
視線の先にはシルによって倒されたくまさんズ。
グルルルル……
死んではいないようだが恐い。
すごい唸ってらっしゃる。
……放置しよ♪
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