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くまさんズの目は久々の獲物を逃がしてなるものかとばかりに血走っている。
こりゃ逃がしてくれそうにないな。
そんなことを考えながら迫り来るくまさんズから逃げてると、木のない開けた広い所に出た。
うっし、ここなら闘える。
足に力を込めてくまさんズを一気に引き離してから後ろを振り返る。
あの後も合流したのか、くまさんはだいぶ増えてる。
えぇと、ひーの、ふーの、みーの、…………げぇ、24匹もいる。
俺ひとり捕まえても全員で食べらんないだろうに。
くまさん1「モモ頂き!」
くまさん2「あ、それ僕が先に目付けてたとこじゃん!」
くまさん3「いいや、俺のが先だ!!」
くまさん父「はっはっはっ、みんなでわけっこしなさい。パパは肝でも頂くかな?」
くまさん母「まぁ、パパったら通なんだから」
一同「「「「「アハハハハ」」」」」
うん、ふざけた。ごめん。
くまさん一家のお昼ご飯にならないためにちゃんとやろう。
一網打尽にするなら………コレだな。
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