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この問題はギルドが単独で解決するものではない。
結果、国の騎士団にも応援を要請することになった。
今ギルドにランクＳはいないのだ。
キマイラをも打ち倒す力を持つ騎士団長様が来てくれれば万事解決となる。
しかし、生憎にも彼は今別の土地に遠征中である。
事態は急を要するので、彼の帰りを悠長に待っている時間はない。
騎士団との議論の結果、ギルドはキマイラの撃退を決定した。
そのためにランクＡギルド員全員と武闘派の騎士を投入する。
ランクはＡでも完全武装して人海戦術を行えば倒せないことはない。
優秀な騎士団の協力もあれば尚更だ。
私達受付嬢も本来の業務を保留し、準備を手伝っている。
しかし、まず成功するだろう作戦より私には気掛かりなことがある。
キマイラのいる《東の森》にヒーラ草を採取に行った二人だ。
幸いにもキマイラが発見されたのはヒーラ草が生える区域よりかなり深い所だけれど……
（キマイラに遭遇しなければいいんだけど……）
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なんか変なのに会っちまったな……
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