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そこで日常に引き戻されたような感覚に陥った。
「だ、誰だろう」
幼なじみの倉光紗枝の顔がちらついたが今日から夏休み。
まさか勘違いしてはまい。
あれこれ考えてると再びインターホンが鳴った。
俺はドアの前に立ち返事をする。
「どちらさんですか?」
「あ、えっと、ちょっといい?」
聞こえてきたのは女性の声。
少し強気な感じが聞いてとれる。
セールスマン、もといウーマンの態度としては頂けないな。
ということは別の、ご近所さんかもしれない。
「はーい今開けまーす」
躊躇はしたが、このまま返すのは紳士の名が廃ると思いドアを開けた。
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