Thrust0

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  「メアド教えてくださいっ!!」 高校に入ってから約2カ月。 5月も終わろうとしてるこの頃、コンビニに寄ったオレは可愛い店員さんの姿をレジに確認するなり彼女にそう言った。 思いの他オレの声が大きかったため静まり返る店内。 店内に流れている音楽がやけに虚しく聞こえた。 「…えっと、そう言うのはちょと……」 店員さんは苦笑いでそう言った。 苦笑いも可愛いと思ってしまうオレは相当痛い奴だ。 「え…あ、えっと!高校生ですよね!?どこの高校なんですか!?」 「……ごめんなさい。教えられないです」 何て言うか…硬派だ…… オレは次に聞くことを考えていると背後から肩を叩かれた。 振り返ると可愛い店員さんと同じシフトで入っている たにはら と言う美人の店員さん。 「あの、ちょっといいかな」 「……?はい」 たにはらさんに着いていくと店の外へ。 「営業妨害になるから……申し訳ないけど帰ってくれるかな」 「え…ええっ!?」 たにはらさんはそう言うと店の中へ戻っていった。  
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