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「…謙也。」
「よっ!」
フワフワ感を出す髪型で明るい茶髪に加え自信の明るい性格をより一層引き出す笑顔の三年・忍足謙也。
黒髪で右耳に二つ、左耳に三つの合計五つのピアスをしている二年・財前光。
彼等は大阪・「四天宝寺」の出身。
因みに、忍足謙也は氷帝の忍足侑士の従兄弟で、財前光は謙也の一年下の後輩。
「今日はそっちの部長とは一緒やないんか?」
「俺がいつも白石と一緒にいるとは限らん。」
白石…白石蔵ノ介は、謙也の中学時代からの親友で、男子テニス部の部長。
「てゆーか、従兄弟さん…。謙也さんとあの"変態毒草包帯絶頂部長゛をワンセットで考えるの止めて下さい。」
「白石…随分嫌われてんだな。」
「嫌いや無くて、ある意味大っ嫌いっすわ。」
後輩に、白石の事を知らない人が聞いたら明らかに誤解を生む言い方をされた白石に少し同情するが、財前はその同情もバッサリと斬る。
「その…゙ある意味゙ってどう言う意味なんだよ?」
「謙也さんにベタベタし過ぎなんすわ。しかも、いらん知識を覚えさせようとしてはるし…。アッチ系の知識は俺が謙也さんに直々教えるのに…。」
向日の質問に、答えた財前の内容に一部の氷帝メンバーは引いている。
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