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高校生になった。
別に望んでたわけじゃない。
親が、高校ぐらいは出なさい。と、うるさかっからだ。
あ-だるい。
狭い箱に詰められて、せっせと黒板に書かれたことをノ-トに写す。
そんなつまらなすぎる毎日。
こんなことをするために、あたしの人生はあるんだろうか。
「はぁ-..」
尚子のため息を掻き消すように、チャイムが鳴り響いた。
つまらなすぎる授業のせいで、今更な考えがあたしの頭を過ぎる。
つまらない。つまらない。と思っている間に、もう2年生になってしまった。
このままつまらない高校生活が終わっていくんだと、その時は思ってた。
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