4月

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高校生になった。 別に望んでたわけじゃない。 親が、高校ぐらいは出なさい。と、うるさかっからだ。 あ-だるい。 狭い箱に詰められて、せっせと黒板に書かれたことをノ-トに写す。 そんなつまらなすぎる毎日。 こんなことをするために、あたしの人生はあるんだろうか。 「はぁ-..」 尚子のため息を掻き消すように、チャイムが鳴り響いた。 つまらなすぎる授業のせいで、今更な考えがあたしの頭を過ぎる。 つまらない。つまらない。と思っている間に、もう2年生になってしまった。 このままつまらない高校生活が終わっていくんだと、その時は思ってた。
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