4月

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「しょうは先生とかどう思う?」 「せ.先生?!」 考えてもいなかった単語が囁かれ、思わずあたしは声を荒げた。 「シ-!!声大きいよ!」 「ご、ごめん..」 すごい形相怒られたあたしは、慌てて口元を隠して謝った。 「この前新しい先生の就任式あったでしょ。」 「うん。」 相槌を打つだけだし、これ以上叫ばないためにもあたしは食事を再開した。 「細くて長い先生居たでしょ?」 「あぁ-!居たね。やたら縦に長い先生。」 「あの先生格好良くない?」 「…え」 あたしは思わず声を詰まらせた。 心なしか厭な汗がジンワリと、滲んできている気がした。 「..格好いいかな-ふ、普通?悪くないよね!!」 あたしは必死に良いと思われる言葉を、並べ立てた。
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