高校生活

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高1の5月くらいからずっと働きづめの毎日でした。 あらゆるジャンルのバイトに明け暮れていました。 食べ物屋さんから病院の手術室の掃除までバラエティーに富んで、夏休みには奈良の民宿で住み込み、北海道の牧場で住み込み、広島のホテルで住み込み。 数十種類のバイトを転々と移り変わり、とにかくいろんな事をしてみたかった。 「働く」という事に関しての抵抗や悩みはなかった。 17歳で家を出て、3畳のボロアパートで住みだした。 神戸の繁華街だったんだけど、共同トイレに共同キッチン。 もちろん、冷暖房は無く・・・扇風機だけがあった。 部屋の窓を開けたら、隣のビルの壁が触れる距離にあり陽はあたらない。 夜中には、あちらこちらから泣き声や叫び声。 アンダーグラウンドな住処でした。 なぜ17歳で家を出たのかと言うと…オレの育った家は神戸のど真ん中に存在するが、とても狭い所に家族5人が暮らしていた。 いや、8歳くらいまではじいちゃんも生きてたから6人と言うべきだな。 ばあちゃんとじいちゃんが一階に住み、オレと父母兄猫が二階で暮らしていた。 二階は六畳が2部屋とトイレという間取り。 オレのモノなんかは箪笥と棚だけだった。 家に風呂というのが出来たのはオレが小学校の中学年くらいで、それまでは銭湯に通っていた。 うち風呂ができたといっても、一階の押入れをぶち壊して無理矢理造った風呂で、ありえない小ささだった。
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