●Prologue=Epilogue?

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私の後頭部に押しつけられているのは、銃口だった。 冷たく、 そしてひどく硬い。 この銃口から放たれる結末には、不確定要素が入る余地はないだろう…… ましてや私に銃を向けている人間が誰であることを思えばなおさらだ。 「キミは、この『世界』が嫌いなのか? それとも『私』のことが嫌いなのか?」 答えなど返ってくるとは思わなかったが、それでも私が口に出してみた。 しかしながら私の予想に反し、
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