はじまり

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「そういや、名前はなんていうの?」 「私はりこ。おにいちゃんは?」 「俺は孝太っていうんだよ」 「そーなんだ!ねぇねぇ孝太おにいちゃん、りこね、すごいヒミツがあるんだ!」 「秘密?」 「りこね、みらいに何がおこるか分かるんだ♪」 「へぇー。予知みたいな?」 「うん!でね、おにいちゃんはりこに優しくしてくれてるから、とくべつにこの力分けてあげる!」 かわいいなぁ。 とりあえず話あわせとくか。 「え、俺に分けちゃっていいの?」 「いいの!孝太おにいちゃん、みぎ手で握手しよう!」 「ん?こう?」 サァ… ドクンっ!! な!?何か俺の中に入ってきた!?まさか本当にっ…! 「…って、何期待してんだ俺…」 ハズカシー 「………………………おにいちゃんは良いコトにつかってね」 「ん?なんか言った?」 「ううん、りこ何も言ってないよ?それより、あれがおまわりさんのいるところ?」 「あ、ああそうだよ。行こうか」
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