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「会長会長！俺ウェイターの仕事に戻らないといけないんで…！」
「大丈夫だ。今体調不良ってことにしてるからな」
大丈夫じゃねえええぇぇぇ！！
内心で絶叫している間にも、会長から施されるキスは増えていく。
ちょ、くすぐったい
「も、会長何しようとしてんすか…」
「何だ？じれったいってか？」
「ちげえええぇぇぇ！」
あ、今度は突っ込みが声に出てしまった。
会長は気にすることなく、首筋を舐める。
「ん……っ！」
「お。ちょっとはいい声出たじゃねぇか」
「うるさいっ」
そんなこと言われたって嬉しくなんかない。
とにかく、この状況をどうやって打破するかだ。
あいにく俺の手足は会長に拘束されて動かせない。
…………あれ、俺って絶体絶命←
すると、とうとう会長は俺の口元に顔を寄せてきた。
これはまさか…
身の危険を感じ、さっと横を向く。
会長の唇は、俺の頬にぶつかった。
「お前なぁ…」
鋭い眼光で俺を睨み付けてくるが、そんなの知ったこっちゃない。
俺がツーンとそっぽを向いていると、会長はため息をついて俺の顎を掴んだ。
「！？」
強制的に会長の方を向かされたかと思うと、気がつけば俺の口は会長によって塞がれていた。
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