ウェイターは脇役……のはず

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「……………んっ、!」 強引で、全て持っていかれそうなキスにクラッとする。 ちょ、俺酔いが覚めたばっかなのに…! 「ふぅ、……あ、んんっ」 唇をキツく閉めていると、舌先でトントンとつつかれた。 しかし俺は開ける気なんて毛頭ない。 頑なに開けようとしない俺に、会長は脇腹をくすぐってきた。 「ふぁ!?」 わ、脇腹やめろおお! 気が抜けたため、安易に会長の舌が滑り込んでくる。 しまった…! 「ん………む、」 さすが会長、かなり上手い。 慣れた様子で舌を絡め、逃げようとしてもすぐに絡めとられる。 「………っ、」 もう無理。息がもたない。 そう思った頃、ようやく会長の唇が離れた。 銀の糸がプツリと切れ、会長は口回りをペロッと舐める。 なんてエロい舐め方なんだ。けしからん← 「………は、ぁ」 息を整えていると、首筋がチクッとした。 ………ん? 「よし。完了」 「え……?」 会長はそう言うと、あっさりと俺から離れていった。 ポカンとする俺を見て、会長はニヤリと笑う。 「もっとやって欲しかったか?」 「ふざけんな」 二度と御免だこんなの。
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