笑顔3

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俺に、傷つく権利なんて ありはしない。 彼女を追いつめてしまったのは、俺なのだから。 彼女が死のうとした、と言うことを担任から聞かされて 慌てふためいても、もう遅かった。 自分のしたことが、自分でも許せない。 毎日病院に通っているが 彼女ははじめ、平謝りする俺を見て、動揺したみたいだ。 けれども、俺が本気で反省しているのを読みとってからというもの 彼女の態度は一転して、冷たくなった。 まるでそれは、俺への仕返しのようだった。 彼女が傷ついた分だけ、俺にも苦しめというかのようであった。 ……俺は、彼女をいじめていた。
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