君は僕の蒼-ｷﾐはﾎﾞｸのｱｵ-

きっかけ

…バタバタバタバタッ

勢いよく廊下を走る音。

雨の日でもないのに階段ダッシュさせられてるのか。

視線は校庭のまま、耳だけを傾けた。

｢れぇぇえええんっ！！｣

｢うわっ！？｣

あまりの声の大きさに思わず体が飛び跳ねる。

危うく椅子から転げ落ちそうになったのは秘密だ。

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