悲しき復讐の十字架

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「よし!早速運転しろ」 いきなり静兄ィが車の後部座席に乗って言った。 今の俺と静兄ィは、社長と秘書という関係なのだから仕方ないのか。 不安を抱きつつ、俺は運転席に乗ってキャバクラ街まで走っていった。 俺達の住む街の中で一番大きいネオン街だ。 近くの駐車場で車を止めて、地図を見ながらラブリーエンジェルズへ向かった。 5分歩いて到着したが、俺と静兄ィは唖然としてしまった。 その店の見た目が、ピンク色の城の形になっていて、所々に天使の絵が描いてあるのだ。 一瞬ラブホかと思ってしまった…
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