悲しき復讐の十字架

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店に入る前に静兄ィが、確認するように俺に話した。 「いいか進也。 何度も言うようだが、今のおれとおまえは社長と秘書だ。 それと車の中で話したように、最初のお前の行動で全てが決まると言っていいからな」 「はい、大丈夫です」 「じゃあ行くぞ」 静兄ィが先にドアを開けて中へ入っていった。 俺も続いて中に入り、店の中を見回した。 すると一番奥の席を見てみると、内崎が煙草を吸いながらキャバ嬢と酒を飲んでいた。 「静兄ィ、いましたよ奥の席に…」 「OK、じゃあ作戦開始だ」 俺たちは内崎の隣側のテーブルに着いた。 ここの店では、テーブル一つとペア用のソファ一つで1テーブルとなっている。 俺たちの席も一人キャバ嬢を呼んで、酒を飲んだ。
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