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ペア様の椅子には静兄ィが座って、俺は一人用の椅子を持ってきてもらって座った。
「はじめまして~
あたし、凉子って言いまーす。
よろしくね♪」
今回呼んだキャバ嬢は,随分肌を露出させた赤石ワンピースと、軽くパーマをあてたブロンドのロングヘアー。
正直、全然好みではない。
静兄ィは酒を飲みながら、凉子の肩に手を回そうとしていた。
流石に会って数分しか経っていないから、凉子は苦笑いしながら、そっと避けた。
「おいおい、つれないな凉子ちゃーん」
すっかり静兄ィがエロ親父化していたが、時々アイコンタクトで俺に話す。
(進也、内崎が立ち上がったときが勝負だ。
お前の行動次第で決まるからな)
そう言った気がした。
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