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第6話「カラスの羽ばたき」
カロンを仲間に加えたマリオオールスターズはおなじみ第一レース場で特訓をしていた。
ヨッシー「俺の開発したコース!その名も!ヨッシーフォールズ!!」
マリオ「じゃあレースするか!」
ヨッシー「あぁ…!」
ドンキー「…ダークレーサーに勝つためには…。まだまだスピードとパワーが足りなすぎる」
キングテレサ「どうしたんだ?」
ドンキー「いや…なんでもない…」
カロン「久しぶりだな…カートに触るなんて…」
カロンは少し大きめの布でカートを拭いていた。
マリオ&ヨッシー「はぁ!!疲れた!!」
マリオ「一周だけでも全力で戦うとこんなに疲れるんだ…!」
サッ…。
ディディー「…!?」
ルイージ「んっ?」
???「これがマリオオールスターズか…たいして強くなさそうだな…」
全身真っ黒な格好をした男が少し笑いながら言った。
マリオ「なんだと!?」
ヨッシー「てかお前は誰だよ!」
ブラックバード「俺の名はブラックバード、カラスの如くレースを支配してやる…」
ディディー「こいつもダークレーサーの仲間なのか…?」
ブラックバード「ダークレーサー?勘違いしないでほしいな…あんなクソ組織なんかに所属しているわけがないだろ?」
ルイージ「クソ組織って…あいつ…」
マリオ「じゃあお前は一体何なんだ?」
ブラックバード「俺は不死鳥軍という組織に所属している…」
キングテレサ「不死鳥軍…かつて世界を滅亡の危機から救ったと言われている。」
ブラックバード「そうそう…よく知ってるじゃん…」
マリオ「で、あんたが俺達になんか用か?」
ブラックバード「…特に用はねぇんだが…」
そう言うとブラックバードはディディーを見てきた。
ディディー「…?」
ブラックバード「お前…いい眼してるじゃねぇか…」
ドンキー「…? …お前…そんなこと言いに来たのか…?」
ブラックバード「…」
ドンキー「違ぇよな?」
ブラックバード「何が言いたいんだ!?」
ドンキー「本当は俺達マリオオールスターズを潰しに来たんじゃねーのか?」
ブラックバード「はぁ…?!」
ドンキー「だけど戦うのが怖くてレースが挑めないんだろ!?」
ディディー「…!…戦うのが怖くて…くっ…」
ブラックバード「何が言いたいのか知らねぇがそっちがレースする気があんならのぞむところだ…!」
ディディー「…戦うのが怖くて…」
次回予告
ドンキーとブラックバードのレースがいきなり行われることになってしまった。しかしレース中にディディーに異変が!?カラスの如くレースを支配するブラックバードに勝てるのかドンキー!!
次回「暗闇と絶望 前編」
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