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『人間が自分の死んだあとのこと考えてどーすんのさ!?
バッカじゃない?!
私は前世とか来世なんかより今を大切に生きてんだよバァーカ!!!』
あまりの私の悪態に宣教師は憐れみ、
胸で十字を切った。
そんな酷い悪態をつくのが私…
卯月 彩。
18歳。
今から3週間前に、
くだらなかった高校生活をようやく卒業した。
学校は嫌いだった。
勉強が嫌いだったから。
私の夢に学校の勉強は必要ない。
必要なのは、
最高のルックスとプロポーション。
あとは客を上手く丸めこむ話術があればいい。
そう…
私の夢はアパレルでファッションセンスを学び、
最終的にはモデルになることだった。
とりあえず自分が生活できるだけの収入と、
自分が満足できる夢があれば私は満足だった。
ファッション雑誌の読者モデルにスカウトされたくてよくフラフラと街を歩くけど、
たまに出くわすさっきみたいな奴等に悪態をつくのが悪い癖だった。
自分の考えに正直なだけ。
それが私だった。
彼氏はいない。
自分が信じていても裏切られたり、
いろいろと今まで酷い目に遭わされてきたから…
男なんか大嫌いだった。
――――…この日までは……
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