序章

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西野悠「名取、名取千加。28番!」 そう言って、西野君が名取千加と書かれた所を指さしてくれる。 私は慌てて印しをつけた。 そして名取君はいなくなる。 神山理沙「あ、ありがと…。」 すっごく助かった。 怖かったな…。 もし西野君いなかったら泣いて逃げ出してたかも。 ってか、ち、近いっ! もう今は離れたものの、さっき身を乗り出して教えてくれた西野君の顔はすぐ近くにあった。 肩なんてふれていた。 …ちょっと、ドキドキしたかも。 ちょっとだけね?
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