序章

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な、なんか…気まずい! 西野…君、だっけ?私の少し前を黙々と歩いてるし、なんも話してくれないや。 めんどくさい仕事増やしちゃったもんな…。 体育館棟で、体育館履きに履き変える。 トロい私は前を早く歩く西野君に追いつくだけで必死だったのに、 靴を履くので戸惑ってしまった。 神山理沙「待ってぇ~…。」 …………。 ……はっ! 思わず声に出ちゃった…。 は、恥ずかしいっ! トロいやつと思われるかな…。 西野悠「…。」 西野君、黙ってこっち見てる。 …あ! もしかして、待ってくれてるのかな。 実はいい人…かも?
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