第3章

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それがキッカケとなった。 未来は周囲に小型魔法陣を幾重にも展開。 対レヴィ戦で見せたあの連撃に、水属性を加えて放ち始めたのだ!! 「行っくよぉぉぉおおおおっっっ!!??」 「んなろっ……!! 上等だァッ!!」 そして始まる応酬は、明らかに拳よりも多くの攻撃が行き交うものとなる。 まるで機関銃のごとき槍と射撃と拳の連続。もはや一発一発の音は聞こえず、連続的に1つの音が響いている。 「こっちは魔法使ってるのにパンチだけなのっ!? 妬けちゃうなぁっ!!」 「オレだって結構必死だっての! 元日本最強を必死にさせてるんだ、手打ちにしろよ!」 「倒れてくれなきゃやぁーあー!」 未来が叫んだ直後、焔の拳が未来の槍を弾き飛ばした。 「――……ッ」 「超弩級術式展開ッ!!」
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