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「フン、さっきから死角死角としつこいわねっ」
暗子は周囲に黒手を3本作ると、それを向かわせることで迎撃。
完全にセイルの機神の動きを封じ――――
「ご丁寧に受けて頂き、ありがとうございます」
突然の言葉。
無意識に上へ向けていた視線を下げると、完全な形でセイルが懐に入り込んでいて。
暗子はそこで初めて、息を飲んだ。
“立ち上がるのが精一杯じゃなかったの!? それがこんなに速く……ッ!!”
とっさに黒球を作ろうとするが、完全に間に合わない。
セイルは暗子の腹に右手を当てると、小さく呟いた。
「Showdown」
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